車両1台からでもスタートできるレンタカー事業。フランチャイズを利用すれば、リスクを抑えながら開業することが可能です。ここでは、失敗しないためのポイントや開業までの流れなど、レンタカー事業の基礎知識をまとめています。レンタカー事業を検討中の方や、フランチャイズに興味がある方はお役立てください。
レンタカービジネス(自家用自動車有償貸渡業)を開業するためには、法律で定められた厳格な基準をクリアし、管轄の運輸支局長から許可を受ける必要があります。開業までのプロセスを順を追って解説します。
申請を行う前の準備段階として、許可基準を満たすための計画を立てます。まず「人」に関する要件として、申請者が過去に禁錮以上の刑を受けていないかなどの欠格事由に該当しないことが求められます。次に「場所」の要件ですが、事務所と、そこから直線距離で2km以内に配置された車庫(駐車場)が必要です。車庫は全車両を収容できる広さがあり、前面道路の幅員が車両の通行に対して十分であることも確認しなければなりません。
さらに「車両と保険」については、貸し渡す車両の確保計画に加え、対人8000万円以上、対物200万円以上、搭乗者500万円以上といった国が定める最低基準以上の任意保険への加入が義務付けられています。最後に「管理体制」として、事務所ごとに貸渡責任者を配置し、車両台数が一定以上(通常10台以上)の場合は整備管理者の選任も必要となります。
要件が整ったら、申請書を作成し、主たる事務所の所在地を管轄する運輸支局の輸送担当窓口へ提出します。申請書には事業計画書や貸渡約款、車庫の図面などの添付書類が必要です。書類受理後、審査には通常1ヶ月程度(標準処理期間として約30日)の期間を要します。
審査が無事に通り許可が下りると、運輸支局から連絡があり許可書が交付されます。このタイミングで、許可1件につき登録免許税として9万円を金融機関で納付し、その領収書を運輸支局へ提出する手続きが発生します。
許可を受けた後、実際に車両をレンタカーとして使用するための登録手続きを行います。管轄の陸運局で車検証の名義変更や用途変更を行い、ナンバープレートをレンタカー専用の「わ」または「れ」に変更します。同時に、利用者に提示する貸渡料金表や約款を整備し、その料金表と貸渡約款を運輸支局へ届け出ます。事務所にはこれらを顧客が見やすいように掲示する義務があります。
すべての準備が整い営業を開始したら、速やかに「運輸開始届」を運輸支局へ提出します。これで一連の法的な手続きは完了となり、正式にレンタカー事業者としての運営がスタートします。
レンタカー業界は、2020年の新型コロナウイルスの影響で先行きが不安視されたものの、以後は順調に市場規模が拡大しています。特に観光目的での需要が根強いほか、法人利用の活況もあってニーズが増加しています。
今後もレンタカーの市場規模は順調に拡大すると見込まれています。参入を検討するだけの価値があるでしょう。
レンタカーは車両1台あたりの単価が高く、数あるレンタルビジネスの中でも高い収益が期待できます。個々のケースによりますが、2桁台の利益率を確保することは難しくありません。
またレンタカーはリピート率も高く、継続利用してもらいやすいのが魅力です。事業が軌道に乗れば、安定した売上を確保することも可能でしょう。
レンタカー事業で失敗しないためには、入念に収益シミュレーションを実施して事業計画を立てることが重要です。車両の仕入れ価格を抑えるなど、初期費用の抑制にも取り組みましょう。
また、レンタカーフランチャイズへの加盟もおすすめです。フランチャイズなら本部にノウハウを提供してもらえるうえ、ブランドの知名度を利用したビジネス展開が可能です。
レンタカー事業を始める際は、まず営業所と駐車場の場所を決め、利用する車両に目星を付けておきましょう。次に開業に必要な届出を提出し、最後に車両のナンバー登録を行えば完了です。
ただし、レンタカーの許可申請は時間がかかるため、早めに手続きしておきましょう。フランチャイズの加盟を視野に入れ、本部のサポートを受けるのもおすすめです。
レンタカー事業では、さまざまな補助金を活用できます。例えば事業再編を軸にしている場合、事業再構築補助金が利用できる可能性があります。このほか、経営改善や車両付属品の導入などに補助金を活用できるケースも。
ただし、レンタカーに関する補助金は毎年大きく変化しています。補助金を利用したい時は、運輸局などの関連機関に問い合わせてみましょう。
レンタカーフランチャイズは、リスクを抑えて開業したい方におすすめの選択肢です。レンタカー事業は個人でも開業できますが、フランチャイズ加盟後に成功したケースは決して少なくありません。レンタカー事業への参入を検討中の方は、ぜひフランチャイズ成功事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。
レンタカー事業の集客では、インターネットを活用することが重要です。特に、急なレンタカー需要に対応するため、検索エンジンやSNS広告を利用し、即座にアプローチできる仕組みを整えることが求められます。また、SNSでの情報発信なども押さえておきましょう。
レンタカーフランチャイズを選ぶ際は、本部の「ブランド力」や「収益性」「サポート体制」をチェックしましょう。複数のフランチャイズ本部を比較検討し、希望に合ったフランチャイズ本部を選ぶことが大切。
開業する4ヵ月前には比較検討の準備を開始しておくことをおすすめします。
レンタカー業を始めやすいのは、ガソリンスタンドや自動車販売店、整備工場のように自動車に関するノウハウがあり、地元密着型ですでに顧客基盤を持っている業種です。既存の物件などを活用できる不動産業者も向いています。
レンタカー事業をスタートするに当たって、例えば10台以上の普通車クラスのレンタカーを営業所で保有する場合、事業許可を取得するために整備管理者を選任する必要があります。
整備管理者に関する基本ポイントをチェックしましょう。
レンタカー事業を始めるにあたって、「わナンバー」登録が必要です。営業所を管轄する運輸支局にて、「わナンバー」登録申請を行いましょう。登録が完了したら、今度は陸運局にて車両の登録を行い、「わナンバー」取得となります。
日本におけるインバウンド需要の高まり近年、日本を訪れる外国人観光客の数は年々増加しています。特に2024年6月には、単月として過去最高の訪日外国人旅行者数を記録しました。(*1)このようなインバウンド需要の高まりに伴い、外国人観光客によるレンタカー利用も増加傾向にあります。地方の観光地や公共交通機関が限られるエリアでは、レンタカーが重要な移動手段となっています。
フランチャイズ加盟前から開業後まで、本部が提供する研修プログラムや立ち上げマニュアルで未経験者でも安心してスタートできます。車両調達やリース契約交渉の代行、全国規模の広告素材・Web予約代行など、コスト管理から集客まで幅広い支援が受けられます。
フランチャイズレンタカーの加盟で受けられるサポート内容をみる
フランチャイズに加盟してレンタカー事業を開業する際は、「加盟金・研修費」「車両調達費」「店舗・駐車場関連費用」など多岐にわたる初期投資が必要です。事業計画策定や許認可申請などの手順を踏むことで、安心して事業をスタートできるよう、本部のサポートも活用しましょう。
レンタカー事業において、運転手付き貸し出しは違法とされており、法令違反のリスクがあります。また、開業から2年未満の事業者によるマイクロバスの貸し出しなどさまざまな法的規制があるため、要点を押さえておくのが重要です。
業界でも近年、大きな注目を集めている無人レンタカー事業。オンライン化により人件費や店舗運営費を大きく削減でき、ユーザーにも24時間利用可能という利便性を提供できるメリットが好評を博しています。無人レンタカーのベンチャー企業への投資決定や、既存大手が無人レンタカーサービス開始といった事例も報告されています。
レンタカー事業に参画するにあたり、考慮しておかなければならないリスクの筆頭は車両の故障や盗難です。また顧客とのトラブルや、ライバル企業との競争激化、季節や地域性による収益悪化などが挙げられます。対策としては事前の準備を綿密に行うこと、トラブル対応手順を明確にしておくこと、想定ターゲットに対して適切な集客を行うなどがあります。
そもそもEVは化石燃料を燃焼させて動力とするエンジンを搭載しておらず、バッテリーに蓄えた電力でモーターを駆動させるという方式。環境負荷が少ないので各種の税制優遇が用意されています。一方で充電インフラが不足気味、充電に長時間を要する、操作に不慣れといった利用者に敬遠されてしまう要素があることに注意が必要です。
レンタカー事業を始める場合には、自動車保険への加入が義務付けられています。最低限の補償は定められているものの、それ以上の補償はレンタカー会社ごとに決めることが可能です。そのほかにも、免責や休業補償などについても検討する必要があります。
レンタカー業界でもサブスクリプションの形でサービスを提供する会社もあります。サブスクを導入することによって、収入が安定化しやすい、新規の顧客を獲得しやすくなるなどさまざまなメリットが期待できます。
ゴールデンデンウィークや年末年始などの繁忙期に通常より割高な料金を設定するハイシーズン料金は、閑散期の運営資金を確保するだけでなく、利用者数や駆け込み予約がキャパオーバーとならないように抑制するという意味でも重要です。またハイシーズン料金を実施する際は、トラブル防止のため事前の告知をしっかり行うことが求められます。
レンタカー事業者が知っておかなければならないことのひとつに、レンタカーに用いる車両と自家用の乗用車では車検の有効期間が異なる点があります。「わ」ナンバー登録されるレンタカーは不特定多数のドライバーに利用されるため、より高度な整備と点検が必要とされ、自家用車登録の車両よりも、車検の有効期限が短くなるのです。
事故が発生してしまった場合は、利用者に警察への通報を要請し、必要な処理や手続きを行うことが重要。その上でFC本部が提携する指定工場に修理費用の見積もりを依頼し、修理して再利用か買い替えかを判断します。ポイントとなるのは修理費用と時価相場額の比率、保険等級の低下割合、修理による休車損(機会損失)の期間などになります。
結論から申し上げますと、レンタカー事業向けに調達する車両は約9割以上をAT車とするというのが基本的な考え方になります。一方、地域によってMT車のニーズもある程度あり、適切な数を調達しておくことはビジネスの観点からも重要。ただし必要以上に揃えてしまうと休車損失を招くので、需要分析をしっかり行うことが求められます。
鈑金・整備工場が、レンタカー事業を始めるケースが増えています。鈑金・整備工場なら自社の車両や代車を有効活用することができ、元々車の維持管理ができる知識や技術があるため整備から車検まで自社で行うことが可能です。
レンタカービジネスは、許可を得て自動車を貸し出し、時間ごとのレンタル料金を主な収益源とする事業です。長期プランや保険代車としての活用に加え、将来的な車両売却益も重要な要素となります。対してカーシェアビジネスは、会員登録を行い車両を共有するサービスです。無人での貸し出しや短時間利用が前提で、収益は月額料金や利用料で構成され、回転率を高めることが収益向上に繋がります。
レンタカー事業成功の鍵となる、利用者のニーズに合わせた車両選びと調達ルートについて解説しています。長期的な利用と信頼性を重視して新しいモデルを求めるなら新車ディーラー、コストを抑えるなら中古車販売店が適しています。また、フランチャイズ加盟を検討している法人には、FC本部が提供する独自ルートを活用する方法も有効な選択肢でしょう
レンタカー事業で利益を上げるための、地域特性やターゲット層のニーズに合わせた車両構成の重要性を解説しています。利用エリアによって求められる車種は大きく異なるため、需要に合致した車両選びが不可欠といえます。

※2025年8月1日公式HP確認時点
※2025年8月1日公式HP確認時点
